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そんな暇があったら勉強しろ!
有名大学の入学試験中に問題がネット上に公開され大きなニュースになっている。
携帯電話を使って写真を撮り、外部の共犯者に送ったのだと思われる。
「そんな暇があったら勉強しろ!」「許せない!」という非難の声ばかりだった。
その言葉を聞いて、少々耳が痛くなった。
今日は私の秘密を暴露しよう。
それは、私が大学二年生のとき、進級がかかったドイツ語のテストの三日前だった。
他の教科の勉強に追われ、全くドイツ語の勉強をしていなかった私はある決断をした。
「もうカンニングをするしか無い!」と。
電気屋を数件巡り、最も小さなカメラと映像の送受信機、トランシーバーを購入した。
21インチのブラウン管テレビと受信機を車の助手席に載せ、
試験会場の講義室にカメラと送信機を持込み通信のテストをした。
ノイズも少なく、これならば問題なさそうである。
この時点での問題は、カメラ部が異常にデカいことだった。
本番では掌にスッポリ入らなければ意味が無い。
家に帰ると直ぐにハンダゴテをコンセントに挿し、温まるのを待ちきれずライターでコテ先を炙った。
CCDをメイン基板から丁寧に切り離し、50cm程のフラットケーブルで延長していった。
もう、外からは小鳥のさえずりが聞こえてきた朝方、
全てのケーブルを半田付けし終り映像をチェック!
OK!オペ成功!
次は電源回路を切り離し乾電池からのリード線の半田付けを開始。
赤色のリード線を回路にハンダ付け
しようと
したその時!
ポト。。。
ハンダが、基板に!
しかもLSIの脚が密集したところへ!!!
脚がみんな繋がってしまった。。。
丁寧に吸引機で取り除いていったものの
敢え無く逝ってしまわれました。
これですっかり自信と資金を無くした私は、このプロジェクトを終結したのです。
「テストの結果は?」って?
もちろん落ちました。
でも、その年から仕組みが変わって、第二外国語を落としても進級できる、ってことになったんです。
f^_^;) めでたしめでたし
「そんな暇があったら勉強しろ!」
UNHAPPY