今日のsome
こんなところにトラップが…
本日も、サウナのように茹だった熱気が渦巻いている工場中で、
息も絶え絶えに仕事を終えました。
砂漠でオアシスを求めるように、
天国のように涼しい事務所に戻ってきて、お茶を飲んで一息ついて、
机に戻ると、捨てたはずの書類が置かれていました。
それは、書き間違えた材料発注書で、ゴミ箱に捨てたはずのものでした。
「エアコンの風か何かで飛ばされたのを、誰かが拾ったのだろう。
二度とそんなことがないように、シュレッダーにかけておこう」
と思い、シュレッダーらしき機械のところへ向かったのですが、
そこには二台同じような機械が…
「あなたが必要なのは、こちらの機械ですか?」
「それとも、こちらの機械ですか?」
そんな声がどこからともなく聞こえてきた私は、
明らかに紙の挿入口が付いていそうな、二番目の機械を使おうとしました。
挿入口に差し込まれた揺れ動く紙が、
「こっちへこい…、こっちへこい…」
と誘っているようにも見えました。
しかし…
「紙が…、紙が入らない!」
もともと紙が差し込まれていたのは、
実はデコイで、よくよくボタンを見ると、
「加湿」
「除湿」
「脱臭」
…湿度調整機でした。
シュレッダーにこんなにスイッチがあるわけがないよね…
デコイを仕込んだkoheiさんは、その様子を見て、怪しげな笑みを浮かべていまとさ…
YKO